私が出会った本のアルバム

出会った本をアルバムのように残しておきたい。そんな試みで書き綴っているブログです。

工場のおばちゃん 山口恵以子

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食堂のおばちゃん作家こと山口恵以子さんがお母さんをモデルに描いた小説です。

昭和の世相が鮮やかに私たちの脳裏によみがえります。

 

女流作家の本は読んでいて途中で嫌になってしまうことが多いのですが、この本はそんなことは一切ありませんでした。

 

面白くてぐいぐい読書に引き込まれてしまったほどです。

読んでいるうちに過ぎ去りし昭和の頃が思い出され、何とも言えず切ない気持ちにもなりました。

 

どんな一家の歴史にも、記憶に残る珍事件などがあるのもです。

そんな一つひとつの出来事が後で振り返るととてもいとおしく思えるのかもしれません。

 

 

ハマコ― だう! 浜田幸一

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ファンだったというわけではありませんが、以前から何となくこの人はどんな人なのだろう?

という興味があったので、図書館で借りて読んでみました。

 

すでに故人となってしまった人ですが、私の子供時代には政治家として活躍していたので、頻繁にテレビで目にすることがありました。

 

そのころ私は政治のことは全くわからなかったので、このようなキャラクターの濃い政治家がいるという認識が頭の片隅にあったくらいでした。

 

この本は著者が晩年の頃にはまっていたツイッターについて書かれた本です。

 

あるひとが気になる。

または、この人はどんな人なのだろう?

 

そんな疑問を感じたら、まずはその人の著書を読むのが手軽で最も手っ取り早い方法だということを再認識した気分です。

 

 

東大教授が教える独学勉強法 柳川範之

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梅雨入り前の良く晴れた休日の午後。散歩途中にブックオフに立ち寄った。

以前から時折訪れるやや大きめの店舗である。

 

入り口の自動ドアの前に立つと、何やら張り紙がしてあるので目をやると、そこには閉店を知らせる旨が記されてあった。

とうとうこの店も閉店か・・・。

 

ブックオフが世に現れて20年近くたつのであろうか。

どれほど経ったか正確にはわからないが、いつの間にかそんなにも時が流れていたことに感慨を覚えずにはいられなかった。

 

この店ばかりでなく、最近ブックオフの通いなれたなじみ深い店舗が次々に閉店している。

ブックオフも岐路に立たされているようだ。

 

それはさておき、この店では閉店前の在庫処分セールが催されていた。

本は50%オフとのことだ。

 

この店の記念にと何か買おうと思った。

店内を本の背表紙を眺めながらゆっくりと選んでみた。

 

するとこの本に目が止まった。

「東大教授が教える独学勉強法」とある。

 

本のタイトルに心を捕まえられてしまった。

その場で少し立ち読みしてみるとなかなかいい感触だった。さらに50%引きということもありレジに持って行った。

 

著者の先生は、親の海外転勤の都合で外国で生活していた頃、高校には通わずに独学で勉強していたそうです。

大学も通信制の大学で学問を修め、その後東大の教授にまで登りつめた人です。

 

そのような生の独学体験を持つ人の書いた独学勉強法。

勉強を面白く実践する心構えがわかりやすく記されています。

 

こんな方法なら自分も勉強が好きになれそうな気がする。

そんな読後感を覚えました。

 

これから何か始めたい。

または、何か新しい分野の知識を取り入れたい。

 

そんなとき、どんな風に学ぶといいか。

そのようなことがとても参考になりました。

 

 

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ディズニー感動のサービス 小松田 勝

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通勤電車の中で読む本を探そうと思い、図書館の中を本棚を眺めながら歩いていると、この本が目に止まりました。

 

そういえばディズニーランドの良さの秘密は何なのだろう?

他の遊園地やテーマ―パークと比べても、一味違う何かが確かにある気がする。

 

そんな以前から感じていた疑問の答えをこの本が教えてくれるかもしれない。

そう思ったので借りてみました。

 

著者はディズニーランド開園時にキャストの教育担当者として生の現場をじかに見てきた人なので、当時のリアルなエピソードの数々を本の中で披露しています。

 

経験の浅いアルバイトスタッフをどうすれば優れたキャストへ育て上げられるのだろうか。

それは受け継がれる「ディズニーフィロソフィー」と練り上げ続けられるマニュアルにあろうそうです。

 

ディズニー好きの人が読めば、さらにディズニーランドが好きになるような本だと思います。

企業などのスタッフを教育する立場にある人が読んでも参考になるのではないでしょうか。

 

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銀河鉄道の父 門井慶喜

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第158回直木賞受賞作の本です。

普段はこのような話題性の高い新刊本を手にすることがほとんどありません。

 

というのは新品で買う経済力が自分にはなく、図書館で借りようにも長い順番待ちになるからです。

 

しかしこの本は例外でした。

老いた私の母が宮沢賢治のファンなので、この本を通販で購入していたのです。

 

母が読み終わり、そして私にも読む機会がおとずれたわけです。

何か不思議な縁のようなものを感じずにはいられません。

 

そんなこの本ですが、読み始めてから読み終わるまで約1カ月ほどかかってしまいました。

いろいろな雑事が多く、ゆっくりと本を読む心のゆとりがなかったのですね。

 

しかし、ちょっとずつ読み進めようやく読み終わりました。

明日の朝母に返そうと思います。

 

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年収100万円の豊かな節約生活術 山崎寿人

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プータローこそが我が天職だという結論にたどり着いた著者が、自分の節約生活ぶりを紹介している本です。

 

節約すれば年収100万円でもそれなりに心豊かに生活することができることを学ぶことができます。

 

節約していても料理にだけはこだわりがあり、その食生活の豊かさには目を見張るものがあります。

 

ネットでのポイント稼ぎやミステリーショッパーの体験談なども書いてあります。

 

節約の方法ばかりでなく、節約生活の心得のようなものも参考になりました。

 

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年収100万円の豊かな節約生活術  

 

上京はしたけれど。 たかぎなおこ

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コミックエッセイの本。著者の上京したばかりの孤軍奮闘ぶりがよく伝わってきました。

田舎で上京を決意したときの心境。

 

また、世界一複雑な東京の地下鉄に迷ったり、短期バイトでしのぐ姿は、多くの上京経験者の共感を呼んでいることだと思います。

 

この春、新しく上京する人の励みにもなるかもしれませんね。

 

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